青山学院大学 理工学部 研究者情報

青山学院大学 理工学部 教授 /理学博士
秋光 純
Jun Akimitsu
「新しい物質には、新しい誕生がある。」

私は物理屋だから、つねに物理的に興味のある新しいモノを探索するのが、使命だと考えている。新しい物質には、必ず新しい物理の誕生があるのだから・・・。物理探索には、その目的によってさまざまな対象があるが、うちの研究室では今、超伝導を中心に据えた2つのプロジェクトをメインに研究している。

超伝導というのは、ある温度(臨界温度という)以下で電気抵抗が完全になくなる現象のこと。では超伝導によってその抵抗がなくなればどうなるのか。送電線などに利用すれば貴重な電気資源をムダなく送れる。日本で現在、実用化が図られているリニアモーターカーも超伝導を使って、高速運行を実験中だ。さらに長いスタンスで考えれば、現在は貯蔵不可能な電気を貯蔵することも、あるいはコンピュータ素子への利用も可能になる。

このように超伝導は多くの応用が考えられるが、臨界温度はたいへん低かった。数年前、銅を含む醸化物で高い臨界温度を示す物質が発見されたが、これを室温まで上げるのが私の夢である。今後は銅を含まない化合物でも物質探索を続けていきたい。現在発見されている非銅系超伝導の臨界温度の最高は30K(0℃=273K)で、まだまだ低温域。今より高温の超伝導物質の探索…、これが第一のプロジェクト。

第二は、発見されたその物質がどうして超伝導になるのかという、超伝導の機構を探るもの。両者は密接な関係にあるが、この中で最も難しいのは第一の物質探索だろう。とにかくさまざまな角度から実験を続けて探索するわけだが、学生たちはよく頑張ってくれている。

先が見えない、在るかどうかわからない、だからおもしろいと・・・。そうして発見の喜びを手にしたら…また新しい物質と、新しい物理を求めて、探索をはじめるだけである。

研究テーマ
固体物理(趨伝導、磁性)
詳細はこちら
詳細はこちら
▲TOPへ戻る▲

copyright(c)2003-2014 Aoyama Gakuin University College of Science and Engineering All Rights Reserved.