青山学院大学 理工学部 研究者情報

青山学院大学 理工学部 教授/博士(工学)
大内 紀知
Noritomo Ouchi
「国や企業が成長するために」
研究テーマ
イノベーション・マネジメント
研究内容
本研究室では、国や企業の起こすイノベーションやイノベーションを生み出す土壌に着目しながら、経済成長や企業業績向上の要因について、数理モデルや統計的手法を用いて研究しています。

(a) 国レベルでの研究
国の政策や規制が国や企業の成長に与える影響を研究しています。例えば、従来、環境規制は、企業のコスト負担を増大させ、企業の経営パフォーマンスを悪化させると考えられていました。しかし、米国のマイケル・E・ポーターは、環境規制が強化されると、新たなイノベーションが起こり、企業の国際的競争力が強化されると提唱しました(ポーター仮説)。ただし、ポーター仮説に対しては、これまで肯定的、否定的な両方の実証研究があります。そこで、本研究室では、ポーター仮説が成立するための条件を明らかにすることに取り組んでいます。

(b) 企業レベルでの研究
企業戦略が収益性に与える影響について研究しています。例えば、研究開発の多角化や集中、研究開発における外部資源の活用などの研究開発戦略、女性の雇用制度、離職率低下への取り組み、社員教育制度などの人事戦略、企業の合併や買収などのM&A戦略などが、イノベーションの発生や企業の収益に与える影響について財務データなどを用い、数理モデルや統計的手法を駆使して実証分析を行っています。

(c)製品・サービスレベルでの研究
イノベーションの普及について研究しています。例えば、製品・サービスの普及では、ネットワーク型の特性をする製品・サービス(例:携帯電話、インターネット、SNS等)の普及に着目しています。ネットワーク型の製品やサービスは、利用者数が増えれば増えるほど、利用者の便益が増加するという「ネットワークの外部性」が存在します。そのため、普及率を高めることが、企業にとって、他社に対する競争優位となります。本研究室では、この「ネットワークの外部性」を考慮した普及モデルの構築や、マルチエージェントシステムを用いたシミュレーションを行い、普及戦略に関する研究を行っています。
教員リレーコラム~知の並木道~
『製品やサービスの利用者数を予測する』
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