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留学体験記 ~1年間ポーランド、アメリカ、ロシアで学んできました~

青山学院大学には、海外の大学に本学学生を派遣する協定校留学という制度があります。
2014年度 通年留学をされた、3名の学生にお話を聞きました。

集合写真

座談会参加者Profile:

杉山 真也さん(物理・数理学科4年)
留学先:ポーランド・ワルシャワ工科大学

鈴木 隆之佑さん(物理・数理学科4年)
留学先:アメリカ・カリフォルニア州立大学サンバーナーディーノ校

松井 幸太郎さん(経営システム工学科4年)
留学先:ロシア・モスクワ国際関係大学

協定校留学制度とは
青山学院大学と海外の大学との間で締結した協定に基づき、学生は青山学院大学に在籍しながら協定校へ約半年~1年間、留学することができます。
現在、海外約80の大学と学生交換協定を結んでおり、毎年多くの学生が海外の大学で学んでいます。


司会:留学しようと思ったきっかけは何ですか?

杉山:他人とは違うユニークさが欲しかったというのが大きな動機です。
学問は国際的なものですし論文も英語で書かれますから、
英語で学ぶことで本質に早く近づけるのではないかと思いました。

鈴木さん

鈴木:入学当初から学生生活を漫然と過ごすのは嫌だと思っていたのですが、2年生のときに留学先から帰国された先輩の話を聴く機会があり心を決めました。
日本人とは違うものの見方や考え方に触れたいと思っていましたし、数学は西洋で進化したものなので、英語で学ぶほうが理解しやすいと考えたからです。

松井:僕は、小さい頃から世界に出たいと漠然と思っていました。
2年生のとき三井先生のオリエンテーション聴いて「理系の学生こそ世界に出て活躍すべき」という言葉に心が動きました。
協定校はその国のトップクラスの大学なので、どうせ学ぶならそういうところで学んで刺激を受けたいと思いました。

司会:留学の準備で大変だったことは?

杉山さん

杉山:やはり英語の習得です。理工学部は講義や実験が多くてたいへんなので、 2年生の夏休みに集中して勉強し、その8月末に IELTS を受験しました。

鈴木:僕の場合は、1年生のときから少しずつ勉強して、2年生の春から何回か受験しました。

松井:実は第2外国語は中国語だったんです。 1年生のときは、ロシア留学はまったく考えていなかったので…。
それで、事前にモスクワ大学への研修プログラムに参加して、現地の語学学校に2週間ほど通いました。 語学証明書は、研修先の先生に書いてもらいました。

司会:留学先を選んだ理由を教えてください。

杉山:あまり人が行きそうにないところを選びました。
講義はすべて英語ですから、英語を学ぶのにも問題はありません。
いろんな国を見たかったので、国が密集しているヨーロッパには行こうと思っていました。実際、滞在中にプライベートでフィンランド、イギリス、フランスへ旅行しました。

鈴木:とにかく英語漬けの生活をしたかったのでアメリカを選びました。それに、アメリカを選べばいろいろな国の人に会えると思ったので。実際に、留学先にはさまざまな国から留学生が来ていて、教員にもいろんな国の出身者がいました。

松井さん

松井:1年生の夏に、知り合いがサハリンに連れていってくれて、そのときにロシアに興味を持ちました。
三井先生の「英語圏だけでなく第2外国語圏という選択肢もある」との言葉にも後押しされました。

司会:留学先での生活や講義などについて聞かせてください。

杉山:とにかくパーティーが多かったです(笑)。
寮で、食べ物などを持ち寄っておしゃべりするのですが、留学先の友人がいつも知らない人を連れてくるので、どんどん友人が増えて、社交性が身につきました。
講義のレベルはとても高かったです。フルタイムの学生が半数くらい落第する講義もありました。
そういうのは行ってみないとわからないですからね。前期はずいぶんと苦労しました。
後期にはだいぶ慣れてきて、友人とも相談しながら、履修する講義を選びました。

アメリカ・カリフォルニア州立大学サンバーナーディーノ校

鈴木:講義を受ける学生の姿勢が日本とはまったく違います。
教室では、前の方の座席の奪い合いです。出遅れた学生が、前の方で立って講義を受けることもありました。 講義中に質問もたくさんしますし。
それに刺激されて、自分も質問できるようになりました。 ヨーロッパからの留学生は自分自身を高めるために学んでいて、 アフリカや中東からの留学生は「国を背負って」学んでいる、という印象を持ちました。
いずれにせよ、必死さがまったく違いました。

松井:初めのころ戸惑ったのは、ロシア人は笑わないことです。店でも店員が笑顔で接してくれない。
なぜ怒ってるんだろう?と思ったのですが、「初対面の人には笑顔で接しない」という習慣があるのだそうです。
それから、学生や一般的な市民の生活水準は低いです。公共施設や寮のシャワーなどもあまり衛生的でなく、苦労しました。

松井さん いい話もしないといけませんね(笑)。ロシア人は日本文化にとても興味を持っています。
ただ、あまり情報が入っていないのか、日本といえば忍者、みたいなステレオタイプなイメージも持たれています。
そもそもロシアに滞在している日本人がとても少なく、留学生がロシア全体で100人ほどなんです。 もったいないと思いました。 学業の話をすると、杉山さんや鈴木さんの話と同様に、学生のレベルが高いと感じました。
講義に臨む姿勢が違います。 プレゼンテーションを行なって討論する形式の講義があったのですが、 そこに臨む準備の水準がものすごく高かったです。

司会:最後に、理工学部の学生や受験生へのメッセージを

杉山さん

杉山:留学することを強く奨めます。
僕は留学することで、いろいろな人と積極的に交わって、社会性や社交性を身につけることができました。 留学先で意識的に過ごして、そうしたものを手に入れて欲しいですね。

鈴木:大学卒の肩書きが欲しいだけの人は留学しない方がいいです。それなりに大変ですから(笑)。
でも、そこからもう一歩先へ進みたい人、何事かを成し遂げたい人には、強く奨めます。

松井:理工学部の学生が留学することは大事だと思います。
メーカーや技術系企業には海外に進出しているところが多く、そうした企業は留学経験のある理工系の人材を必要としています。
留学すると就職活動に出遅れるんじゃないかという不安をもつ人もいるかもしれませんが、そういう不安を持つ必要はないと僕は思います。
留学先でどう過ごすかにも依りますが、むしろアドバンテージなるんじゃないかと思っています。


杉山さん、鈴木さん、松井さんのいずれも、自分の目標に照らして留学先を選び、計画的に準備を進めていったことが伺われました。また、留学先の学生の講義へ臨む姿勢に刺激を受けたと共通して語っていたことが印象に残りました。留学経験を活かし、今後大きく飛躍してほしいと思います。


2015年7月17日実施
インタビュー記事
責:理工学部広報委員会

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