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海外研修プログラムに参加しました!!

理工学部経営システム工学科および理工学研究科マネジメントテクノロジーコースでは、毎年夏に海外研修プログラムを実施しています。2011年度に参加した大学生、大学院生に研修を振り返ってもらいました。

座談会参加者Profile:
■相原 早紀
 理工学部 経営システム工学科4年
 神奈川県立秦野高等学校卒業
■篠木 建実
 理工学部 経営システム工学科4年
 東京都立大泉高等学校卒業
■飯田 貴之
 理工学研究科マネジメントテクノロジーコース2年
 理工学部経営システム工学科卒業

海外研修プログラムとは
理工学部経営システム工学科および理工学研究科マネジメントテクノロジーコースが毎年実施しているプログラム。世界各国にある経営工学関連学科を訪問する。世界における経営工学の動向を学び、学生との国際交流を行うなど、さまざまな体験を通して国際理解の向上に努めることを目的とする。2011年度に訪問したペンシルバニア州立大学 (Pennsylvania State University, 略称PSU) は、1855年に米国ペンシルバニア州ステートカレッジに設立された名門校で、同大学のIME学科は、1908年に創設された世界初の経営工学科である。

司会:経営システム工学科では毎年海外研修プログラムを行っているとのことですが、皆さんが海外研修プログラムに参加しようと思ったきっかけを教えてください。

相原:私は、2年生の冬に1ヶ月間ほどロサンゼルスに語学留学に行きました。初めての海外ということもあり、最初の2週間は戸惑うことが多く、なかなかコミュニケーションを積極的にとるまでにはいきませんでした。ようやく慣れてきて、コミュニケーションがとれるようになったかな、というときに留学が終わってしまいました。もう少し滞在できたら、海外の良さなどに目を向けることができたのに、と思っていたのがきっかけです。

飯田:大学院では、英語で自分の研究を発表する機会が増えてきました。そこで、PSU (ペンシルバニア州立大学) の学生たちに自分の発表を聞いてもらい、逆に彼らの発表を聞くことで、プレゼンテーションスキルを向上させたいと考え、参加を決意しました。

篠木:私も英語でのプレゼンテーションの機会が欲しいというのがきっかけです。もう一点あるのですが、社会人になるにあたって、自分は何をすべきかを最近考えるようになりました。社会に出たら、さまざまな環境で、異なる価値観を持った全く知らない人たちと仕事をするようになると思います。アメリカという言葉も文化も違う国へ行くことで、何かをつかめるのではないかと思いました。

『海外研修の概要』

司会:海外研修ではどのようなことをしたのですか?

篠木:まず、ワシントンに2日間滞在し、国会議事堂や博物館などを見学しました。

司会:ワシントンはどうでしたか?

相原:ワシントンはアメリカの首都ですが、東京とは全く雰囲気が違いました。東京は街が入り組んでいて、ごみごみしているところも多いですが、ワシントンは、古くからの街並みが整然としていて、ゆったりとしていました。アメリカの歴史といったものを感じさせてくれました。

司会:ワシントンの後は?

篠木:小型ジェットに一時間くらい乗って、ペンシルバニア州にあるPSUに行きました。PSUでは、キャンパスツアー、お互いの研究のプレゼンテーションの後、近くの工場へ見学に行きました。オフの時間もPSUの学生たちと食事会をして、交流を深めました。

飯田:町が大学を中心に広がっているのですが、PSUのキャンパスの広大さに驚きました。キャンパス内の移動にもバスを使います。PSUはスポーツも盛んで、フットボールスタジアムもキャンパス内にあるんですよ。

篠木:PSUの授業にも出席しました。日本の授業との違いで驚いたのは、学生の積極性です。日本では、講義の区切りがよいところで先生の方から質問はありませんか? と聞かれることが多いのですが、PSUの学生は、わからないところをどんどん積極的に質問していきます。同世代の学生たちの姿勢に刺激を受けました。

飯田:留学生も多いのですが、とても大学に馴染んでいましたね。日本のことも積極的に聞いてきました。世界で仕事をするために、機会があれば世界各地の話を聞いているようです。

相原:彼らは勉強に対するモチベーションが高い!あと、先生と学生の距離も近かったですね。一方的な授業ではなく、先生と学生の双方で授業を創っていくという感じがしました。

司会:工場見学ではどのような場所に行きましたか?

相原:電子部品工場とチョコレート製造会社に行きました。アメリカの工場というと、機械による大量生産というイメージを持っていたのですが、実際に行ってみると、作業員の作業のしやすさが重視されていることに驚きました。電子部品工場では、従業員からの改善意見がボードにたくさん貼ってあり、また5S活動 (整理、整頓、清掃、清潔、躾) も徹底されていて、大学で勉強したことが実践されていることに感動しました。

飯田:チョコレート工場のある町は、創業者の出生地でした。彼は、「成功を手にした者は、それを他者と分かち合うべし」という信念を持っていたそうです。彼が設立した高校にも訪問したのですが、アメリカでの成功の規模の大きさと、彼の志が印象に残りました。

『英語でのプレゼンテーション』

司会:プレゼンテーションというのは、具体的にはどういうことをしたんですか?

篠木:3年生である私は、まだ本格的な卒業研究を開始していないので、日本の文化、特に日本流のあいさつを、身振りを交えて説明しました。また、東日本大震災のこともお話したのですが、ペンシルバニア州といえばスリーマイル島の事故があった場所だったこともあって、関心が強かったように思います。

相原:海外研修に出発する前に、プレゼンの準備を念入りにしました。私は四季折々の、例えばひな祭りや七夕といった日本の伝統的なお祭りを紹介しましたが、調べているうちに、自分が意外に日本のことを知らないということがわかり、衝撃を受けました。自分達の文化のことを知っておくのも、国際交流には重要なんですね。

飯田:私は大学院生なので、自分の研究について発表しました。私の研究テーマは、映画の効果的なプロモーション、特に、効果的な予告編を制作するための一連の手法です。映画には、キャストや監督、映像、メッセージなどさまざまな潜在的成功要因があります。こういった要因やその重要度といったものを解き明かす鍵が、統計学です。

司会:専門的な話を英語でするのは難しいと思うのですが、プレゼンをするときに心がけたことはありますか?

飯田:通常のプレゼンにも言えることですが、私の研究のことを全く知らない相手に対して説明するということを意識して、プレゼンの準備をしました。ですから、いきなり本論に入るのではなく、まず研究の背景を丁寧に説明しました。また、提案手法自体の話ももちろん重要なのですが、なぜ統計的アプローチなのかを重点的に説明しました。限られた時間の中ですので、長々と言葉を続けるよりもむしろ簡潔な表現を使い、できるだけ相手の顔を見て話をできるように心がけました。

司会:発表練習はどれくらいしたんですか?

飯田:ずっとですね。出発前もしましたし、飛行機の中でもホテルに着いてもずっと練習していました。

司会:PSUの学生のプレゼンはどうでしたか?

飯田:アメリカではプレゼンが非常に重視されているということは前から聞いたのですが、想像以上でした。まず結論から鋭く入り、身振り手振りも交え、聞き手を惹きつける!

相原:とっさのトラブルにも強いですね。映像を使ったプレゼンがあったのですが、マシントラブルで音が鳴らなかったんです。そのとき彼は、機械の代わりに自分で音声を出していました。一人何役もとっさにこなしていたのはすごいと思いました。

飯田:実は私のときも音が鳴らなかったんですよ。映画予告編に関する発表だったので困ったんですが、とっさに「サイレントムービー」と冗談を言ったら、かなり笑いをとれました。

司会:すごい!よく機転がききましたね。ところで、初めての海外の人もいますが、言葉の問題で困ったことはありましたか?

篠木:私にとっては、初めての海外でした。でも、もともと英語スキルを上げたいと思っていたので、緊張するというよりも、すごく楽しかったですね。道に迷ってしまったとき、近くを歩いていた人に道を尋ねました。この人はとても親切な人で、10分くらいの道のりを一緒に歩いて案内してくれたんですよ。

飯田:私はハワイに行ったことがあるのですが、ほとんど英語を使う機会がありませんでした。今回は、英語を本格的に使う初めての機会でした。日本にいるときから発音に自信がなく、思っていることがきちんと伝わるか不安だったのですが、伝えたいことをちゃんと伝えようという意志を持って話すように心がけました。そうすると、相手も耳を傾けてくれるんですね。

相原:私は二度目のアメリカだったので、耳が英語に慣れてきたようです。その代わり、頭で思っていることを表現するのに苦労をしました。日本人は、空気を読むというか、相手がこう考えているだろうというのをお互いに想像し合っているのですが、英語では自分の思いをきちんと表現しないと、細かいニュアンスを伝えることができない。次は表現力を磨きたいと思いました。

『研修で学んだこと、そして今後の展望』

司会:海外研修で学んだことをこれからどう活かしていきたいと考えていますか?

篠木:海外の同世代の人達に刺激を受けました。時間を有効に使っていきたい。今は、電車の中でも英語を勉強したり、ニュースを見たりして、無駄な時間を少しでも減らしたいと思っています。

相原:私もそうですね。積極性やハングリー精神を見習いたいです。

飯田:PSUの学生のプレゼンを聞いていて感じたのは、結局何がアウトプットなのかということを彼らは重視しているということです。私自身、よいアウトプットを出せるように研究を進めていきたいと思います。

篠木:最近グローバル化という言葉をよく聞きます。今回の研修を通して、グローバル化のためには、単に言葉が通じるというだけではなく、双方の文化を知り、尊重しあうことが大事だと感じました。

飯田:お互いの垣根を取り払う努力をするということですかね。日本の企業もどんどん海外進出する中で、自分の進む道を考えていきたいです。

相原:グローバル化しなければいけない、mustだという考え方をしてしまいがちですが、世界にはたくさん知らないことがあるので、積極的に自分から飛び込んでいきたいです。

司会:では最後になりますが、ホームページを見ている後輩達にメッセージをお願いします。

篠木:海外研修に行くことにより、刺激を受け、より勉強にも意欲が湧いてきました。後輩の皆さんにも、ひとつひとつのきっかけを大事にしてもらいたいです。

相原:最初、海外研修を学科の代表としていくのはとても大変なことではないかと心配していました。でも、一歩踏み出すことで、さまざまな発見があり、得たものは大きかったと思います。皆さんもいろいろなことにチャレンジしてください。

飯田:今回海外研修に参加してみて、英語を使うのが純粋に楽しかったです。せっかく英語を勉強しているので、是非実際に使って、英語を楽しんでください。


今回インタビューをした皆さんは、もともと積極的なタイプだったのですが、海外研修を通して、同世代の若者達から更に刺激を受けたようです。海外研修のことだけでなく、自分の将来の夢も顔を輝かせて語ってくれました。必ずやグローバルな舞台で活躍する人材になってくれることでしょう。


2012年2月1日実施
インタビュー記事
責:理工学部広報委員会

青山学院大学 相原 早紀・篠木 建実
所属 経営システム工学科
青山学院大学大学院 飯田 貴之
所属 理工学研究科マネジメントテクノロジーコース

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